ONE & ONLY GOLF アカデミー 平野孝知

パーソナルトレーナー兼ドラコンプロが教える飛んで曲がらない最新スイング理論&トレーニングを紹介して参ります。

【腰を捻れ?の間違い】

ゴルフをしていると、必ず「腰を回せ」「腰を捻れ」という言葉を耳にします。

 

はっきり言います、この表現は間違いです。

 

そもそも人間の体には、スタビリティー関節(固定)とモビリティー関節(動き)があります。

 

このスタビリティー関節とモビリティー関節が交互に人間の体に存在することで、ゴルフスイングのような複雑な動きを滑らかに行うことができるのです。

 

この関節の組み合わせを「ジョイントバイジョイント」と言います。

 


f:id:hiranotakashi:20190206205453j:image

図1を見ていただくとわかるように、腰はスタビリティー関節(固定)であり、動かない関節なのです。

 

解剖学的にみても、腰椎(腰の骨)は5つあり、1個づつは、1~2度しか回りません。

 

つまり、腰は5~10度しか回らないのです。

 

この回らない腰を無理矢理回そうとしたらどうなるでしょう?想像の通り、「腰椎分離症」や「腰椎滑り症」といった深刻は腰痛の原因になるのです。

 

では、ゴルフにおいて回さなければいけない関節はどこなのでしょうか?

 

それは胸椎(胸)です。


f:id:hiranotakashi:20190206211408j:image

胸椎は、12個の骨があり、文献にもよりますがおおよそ30~40度ほど回るのです。

 

図1からもわかるように胸椎は、モビリティー関節なのです。

 

つまり、モビリティー関節の胸椎を上手く回すことで、飛距離は延びるのです。


f:id:hiranotakashi:20190206212211j:image

上の写真は、私の大好きなローリーマキロイ選手です。

 

骨盤(腰)は、ほとんど回らず胸のあたりの服にシワがよっているのがわかると思います。

 

胸が回っている証拠です。

 

マキロイ選手が、比較的小柄でも世界の飛ばし屋として活躍している理由の1つに胸椎を回す技術の高さが上げられると思います。

 

私は、この胸を回す技術を「ボディーターン」では無く「チェストターン」と呼んでいます。

 

この記事を読んでいただきました皆様も、チェストターンを意識していただければきっと飛距離アップへと繋がると思います。

 

チェストターンをスムーズに行えるようになるエクササイズはこちらから

「飛距離アップの為のチェストターンエクササイズ」 - YouTube

      

チェストターンを使った最新スイング「P.X理論」を体感したいかたはこちらから

東京レッスン会開催 - ONE & ONLY GOLF アカデミー

長岡市レッスン - ONE & ONLY GOLF アカデミー